寒い!寒い!寒い!(T_T)

雲辺寺の魅力を深掘り!四国八十八箇所霊場の秘境を徹底解説

四国八十八箇所霊場の66番札所、雲辺寺。その名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか? 今回は、そんな雲辺寺の魅力を徹底的にご紹介します。

▲ 場所はこちらです。

四国霊場随一の標高を誇る霊場

雲辺寺は、四国山脈の標高約911メートルの地に位置しており、四国霊場の中でも最も高い場所に建てられています。そのことから、「四国高野」とも呼ばれ、修行の場として知られてきました。

雲辺寺の歴史は古く、弘法大師空海が16歳の時に開創したと伝えられています。以来、多くの巡礼者たちが訪れ、信仰の対象として大切にされてきました。

境内には、弘法大師が刻んだとされる秘仏「千手観音菩薩像」をはじめ、多くの文化財が保存されています。また、五百羅漢像や美しい庭園など、見どころも満載です。

ロープウェイに乗って山頂へ

麓から山頂までは、ロープウェイで約7分ほど。窓からは、美しい山々の景色を一望できます。

▲ 訪問当日は寒かったので、ロープウェイを利用しました。

▲ 山頂は一面雪景色でした。雪はサラサラのパウダースノー。

その数に圧巻!五百羅漢巡り

境内に並ぶ五百羅漢像は、それぞれ表情が異なり、個性豊か。じっくりと観察するのもおすすめです。

▲ 雲辺寺入口から五百羅漢像がお出迎え。

▲ 道の両側に五百羅漢像がびっしり。

▲ 少し下りると説明板がありました。以下、文字起こししました。

五百羅漢
元駒澤大学綫長 奈良康明
羅漢様。らかん様。ラカンサン。
羅漢さん、という言葉は私たちに親しい。子供の頃からなじんでいて郷愁にも似た響きがある。日本中何処に行っても羅漢さんはいらっしゃる。五百羅漢さんは「野の仏」然として並んでいるし、十六羅漢さんは彫刻や絵画、襖絵などに姿を見せている。
羅漢さんの表情は千差万別である。彫刻した石工たちが自分の知り合いの人をイメージして彫ったのではないかという。庶民的な顔ばかりである。この点、沈潜と静まりかえった表情の下に限りない智慧と慈悲を秘めた仏・菩薩像とは雰囲気ががらりと変わっている。目を見開いたり細めたり、口を大きく開けて咲笑したり、皮肉な笑いをたたえていたり、哀しげな表情を見せるかと思うと刺すような目つきで私たちを眺めたりしている。
自由奔放な羅漢さんの表情の中に、しかし、共通なものが一つある。眼だ。さまざまな表情の中に眼だけはしっかりと私たちの心を見ている。
喜怒哀楽の表情の中に、私たち人間の性を見ぬき、その愚かさを嘆き、悲しんでいる眼がある。いや、人間の悲しさと愚かさを知り、しっかりと生きていけと言わんがためにこそ、私たちの心を映した表情をして見せている、と言う方が正しいのかも知れない。
そう。それもその筈なので、羅漢さんとは仏法を守護し、私たちを救ってくれる聖者なのである。

▲ 凄まじい数の羅漢像がお前を見ている。

▲ 中に人間が混ざっていても分かりません。夜は絶対に訪問したくない(泣)

雲辺寺境内

▲ りっぱな寺標でございます。

▲ 雲辺寺境内案内図です。

▲ トイレの隣にまっすぐに伸びた大木がありました。

▲ 手水舎で身体を清める。

▲ 新しそうな山門。奥の石段は積雪のため通行禁止になっていました。

▲ 水堂への石段を登ります。

▲ 納経所。

▲ 本堂。

▲ 御守授与所。

▲ 雪に埋もれていますが、願いを叶えてくれる大亀なんだそうです。

▲「おたのみなす」くぐって腰掛ければご利益倍増です。

▲ 何かを成すためにお願いします。

▲ 持仏堂。

▲ 護摩堂。

▲ 大師堂に向かって石段を登ります。

▲ 大師堂。

▲ 大師堂の裏側。屋根にも雪がびっしり。

▲ 大師堂の裏に石段があって。

▲ もうひとつの大師堂がありました。

▲ 鐘楼堂。

▲ 厄除不動。

▲ 水子地蔵。

雲辺寺は、自然と信仰が融合した、まさに聖地と言える場所です。雄大な自然の中で、心身ともにリフレッシュしたい方におすすめです。ぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか。

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