庄内半島(三豊市詫間町)の三崎灯台を訪問しました。個人的には香川最西端と勝手に思ってます。
2024/08/17 に「讃岐三崎灯台」へ行こうとしたのですが、時間的・体力的に厳しく途中で断念してしまいました。今回はリベンジです。
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仁老浜キャンプ場
仁老浜(にろはま)キャンプ場に到着。車を駐車できる広いスペースがあります。訪問当日は風が強く寒かったです。
三崎灯台
荘内半島の先端にある三崎灯台は、昭和34年1月に初めて灯が点されて以来、海の銀座とよばれる瀬戸内海を航行する船の安全を守り続けてきました。途中には船の安全や大漁祈願の神様として仰されている三崎神社や、亀の形のどんどろ石、燧灘(ひうちなだ)の美しさが一望できる見晴らしの良い立石展望台、静かで美しい入江の関ノ浦がありハイキングコースとしても最適です。仁老浜
太郎の母の生家「しもの家」があった集落で、玉手箱をあけて白髪の老翁となった太郎はよるべなき身をこの母の里で余生を送ったので、仁義深い老人の浜としてこの名がつきました。
仁老浜は夏場は海水浴場になるそうで、夏場は駐車場料金が必要。冬の時期は来る人少ないので、駐車場はガラ空きです。
料金は賽銭箱に入れるシステムのようです。
それでは、岬めぐりへ出発ッ!
花と浦島伝説の里、荘内半島へようこそ。
四国のみちは、四国を歩いて一周する自然歩道です。ここ老浜には、「岬めぐりのみち」というコースが通っています。
■岬めぐりのみち (箱バス停〜讃岐三埼灯台〜箱バス停) 7.4km
荘内半島の先端にある讃岐三埼灯台に至るコースで、途中にはどんどろ石や立石休憩所、関の浦、三崎神社などがあり、一般向きのコースとなっています。
ここから讃岐三埼灯台までは1.9km、ゆっくり歩いて約1時間です。箱バス停までは1.8km、約1時間の道のりです。
荘内半島(しょうないはんとう)には、今なお浦島太郎の伝説が残っています。
太郎が生まれたところが「生里(なまり)」、釣り糸を持って釣りに通った、太郎の休んだ腰掛岩が残っているのが「糸の越(いとのこし)」。
亀を助けた浜のある「丸山島(まるやまじま)」、乙姫からもらった宝物を運んできたところが「積(つむ)」、玉手箱を開き、出てきた煙に触れて老人になったというところが「箱(はこ)」、その煙が紫の雲になってかかったことから名付けられたという「紫雲出山(しうでやま)」、老人になった後に住んでいた「不老浜(ぶろま)」(室浜のこと)などの地名や、浦島神社などの旧跡が点在し、美しい風景の中にもロマンを秘めているところです。
讃岐三埼灯台、室浜、仁老浜分岐点
どんどろ石
どんどろとは雷のことで、どんどろ石には猫の爪痕のようなものがあります。
これはその昔、雷の中には猫のような怪物がいると信じられていて、雷が落ちた後、再び天に上がる時に怪物がつけた爪痕だと言い伝えられ、どんどろ石と呼ばれるようになったようです。
立石休けい所
四国のみちは四国四県を一周する自然歩道で、四国全体で1,680km、うち香川県は約265km、28のコースが整備されています。
中でも、この「岬めぐりのみち」は、最も海に近く、ダイナミックなコースです。
コース沿いには海岸地帯特有の植物、シャシャンボ、ウバメガシ、ヤマモモなどが茂り、特に海岸近くの崖には発達したウバメガシの純林が見られます。
ここから讃岐三埼灯台までは0.6km、ゆっくり歩いて約20分です。
箱バス停までは室浜経由、老浜経由どちらのコースも3.1km、約1時間40分の道のりです。
休憩所からの眺めはいかがですか。
この休憩所の後ろ側にある大きな岩々は、立石(たていし)と呼ばれて、地元に親しまれるとともに、海上からは漁業や航海の目安になっています。
休憩所の入口手前のところに、どんどろ石があります。
四季折々の花に彩られ、浦島太郎の伝説を育んできた荘内半島ですが、半島の美しさはもちろん、目の前に広がっている瀬戸内海の美しさもお見逃しなく。
関の浦(せきのうら)
この道を二百メートルほど下がったところに、関の浦と呼ばれる砂浜のきれいな小さな入江があります。その昔、鎌倉、室町時代に、沖を通過する船舶から通行税をとっていた所で、山口県の上関、中関、下関と共に四大関所と呼ばれるほど重要な関所でした。
また、明治から昭和の初期までは、漁船が水を補給したり、瀬待ちの休憩所として賑わい、特に盛漁期には、酒、菓子、日用品などを販売する店も開かれたといいます。きれいな砂浜の近くには、今でも真水が湧き出ている井戸があり、当時をしのばせています。
今では三崎神社の夏祭り以外は訪れる人もなくひっそりとしていますが、入江の美しさは当時のままです。
三埼神社
讃岐三埼灯台
ウバメガシの林の向こうに白い灯台が見えてきます。この灯台の正式名称は讃岐三埼灯台といい、昭和三十四年に初めて灯がともされました。
瀬戸内海は別名海の銀座とも呼ばれるほど船の往来が激しいところです。このため、あちこちに点在する灯台の光によって、航海の安全が守られています。
岬の沖合約二百メートルのところに、御幸石と呼ばれる大きな岩が海面から突き出ています。この岩のまわりは瀬戸内海でも深いところで、渦潮が生じるほど潮の流れが速いため、絶好の鯛の漁場であるとともに、夕日の絶景スポットにもなっています。
道は急勾配で危ないので、足元ご注意ください。
現場からは以上です!それでは、またッ!!!